動画クリエイターとしてデジタルサイネージ動画制作を極める

通勤・通学時やショッピングの際に意識して周囲を見渡すと、私たちの周りには至るところにデジタルサイネージが溢れていることがわかります。

ショッピングセンターのインフォメーションではイベント情報が流れ、飲食店や美容系の店舗では、店頭にイーゼル黒板を置く代わりに、簡易型のデジタルサイネージを置いて集客しているお店も増えています。

さらに最近では、電車の中刷り広告も減り、ドアの上だけでなく、網棚の上まで液晶モニターが埋め込まれ無音のテレビCMのような映像が流れている車両もあります。

このように、デジタルサイネージは単なる広告というだけでなく、情報を発信する新しいメディアとして注目されていることを感じ取ることができます。

そこで今回は、動画ラボ的デジタルサイネージ動画制作の基礎知識をお伝えしたいと思います。

デジタルサイネージとは?

映像係や広告係の仕事をしている方なら「デジタルサイネージ」という言葉は馴染みがあると思いますが、一般の方はまだピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

デジタルサイネージ(Digital Signage)は、直訳すると「電子看板」ですが、画像や動画を、店頭や壁面に設置したディスプレイ(液晶モニターやLED)に表示させ、あらゆる情報を発信する新しいメディアとも言えます。

サイズは設置場所に合わせて様々ですが、小さいものはエレベーターの中や電車のドア上部、タクシーの後部座席にも設置されています。

大型のものでは、渋谷のスクランブル交差点から見える大型ビジョンや、新宿大ガードから見えるヤマダ電機の「YUNIKA VISION」などが有名かもしれません。

渋谷スクランブル交差点から見えるデジタルサイネージ

テレビ画面のような横長タイプに加え、最近はショッピングセンターのインフォメーションや、駅・空港内のコンコースなどで見かける縦型タイプも増えています。

 

デジタルサイネージ動画を作れるようにしておくべき理由

 

店頭に簡易的なデジタルサイネージを置きたいと思っているショップオーナーさんは増えています。

せっかくデジタルで情報を発信できるのですから、集客につながる、よりインパクトがあり、今すぐお店に入りたいと思わせる動画を流したいと思っていますし、そのような動画を作れるクリエイターを探しているはずです。

そんな時、「デジタルサイネージ動画の制作」ができる動画クリエイターとして自分をアピールできるならどうでしょうか。

まだデジタルサイネージを作ったことがないとしても、今後このジャンルを極めることはビジネスの幅を広げるチャンスになるに違いありません。

縦型デジタルサイネージの普及

7年前受注したデジタルサイネージのディスプレイ

個人的な話になりますが、わたしが初めてデジタルサイネージを制作したのは7年前です。

当時、郊外に大型のショッピングモールが増え始め、インフォメーション用に縦型のデジタルサイネージを設置するのが流行り始めていました。

その中のある専門店から縦型動画の制作依頼を受けたのですが、それまで4:3か16:9という一般的な動画アスペクト比でしか映像を作ったことがなかったので、試行錯誤しながらなんとか納品した記憶があります。

7年前に手渡された1枚の仕様書

大型ショッピングモールに限らず、ターミナル駅の柱に埋め込まれたディスプレイや、イーゼルの代わりにデジタルサイネージを利用する場合などは、縦型のサイネージになりますので、このジャンルを極める動画クリエイターは縦型の動画制作を学ぶ必要があります。

スマートフォンの普及で縦型動画も広まりつつありますが、まずその特徴を押さえておきましょう。

縦型動画のメリット

動画というと一般的には16:9、または4:3といったテレビに合わせた横長の比率で作られますが、縦長でもその特徴を活かすことでインパクトのある動画を作ることができます。

特に、縦長の場合、人の全身を大きく映し出すことができるので、ダンスを踊る動画であったり、ファッション系の広告動画は作りやすいと言えます。

またテキストを表示させる場合は、画面を3分割し、上部にタイトル、中央にスクエア(正方形)動画、下部に説明文を表示させることもできます。

風景や横長の商品を表示させる場合は工夫が必要ですが、画面を分割することを覚えておけば、縦長にあったサイネージ動画が作れるでしょう。

とは言っても、すでに映像制作に携わっている動画クリエイターは、感覚を掴むまで時間が掛かるかもしれません。

まずは、自分のスマートフォンで縦型動画を撮影し、構図の取り方、テキストの配置など慣れるまで練習しましょう。

 

縦型動画の編集

スマートフォンで撮影した縦型動画は、そのままYouTubeにアップすれば、スマートフォンの画面フルサイズで再生することができます。

しかし、サイネージ動画は編集が必要なので、AdobeのPremiereProやAppleのFinal Cut Proなどを使用する必要があります。

今後、デジタルサイネージ制作を本格的に始めたい方にとっては、縦型動画をどうやって編集するのかは気になるところだと思います。

具体的な編集方法は別の記事で解説したいと思いますが、設定はとても簡単であるということを知っていただきたいので、今回はPremiereProで縦型シーケンスの作り方まで説明したいと思います。

縦型シーケンスの作り方

デジタルサイネージの場合、再生するモニターの解像度に合わせる必要がありますので、制作の依頼が来たときは必ず解像度を確認してください。

今回は一般的はフルハイディフィニション(FHD)を縦にした1080×1920で説明していきます。

まず、PremiereProを立ち上げたら、シーケンスを新規作成します。

設定タブを開き、編集モードを「カスタム」にします。

ビデオのフレームサイズを「横1080 × 縦1920 (9:16)」に変更します。

この時、ピクセル縦横比が「正方形ピクセル(1.0)」になっていることを確認してください。それ以外のピクセル縦横比の場合は正方形ピクセルに変更します。

ビデオプレビューの幅と高さがフレームサイズと異なるときは、リセットを押してください。

シーケンス名を入力してOKを押せば

縦型動画の編集環境が整いました。

後は素材を入れて縦型の特徴を活かす編集を練習しましょう。

まとめ

一言で「デジタルサイネージ動画」と言っても、大型ビジョンに映し出すものから、タクシーの後部座席に設置するタブレットサイズのもの、縦長、横長とサイズも用途もバラエティに富んでいます。

それだけ、可能性を秘めている新しいメディアとして注目されていますので、動画クリエイターを目指すなら基礎知識だけでも入れておく必要はあるでしょう。

もっと具体的に知りたいという声が集まりましたら、続編をアップしますので、是非コメント欄にリクエストを書き込んでくださいね。

 

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